2012年05月25日

2012年3月期決算説明会

VTホールディングスの2012年3月期決算説明会に行ってきました。
今期の計画はかなり強気だな〜と感じていましたが、会社側の位置付けではこれでもまだ控えめな計画にしているようです(笑)
VTホールディングス業績推移

上記のグラフの右側が今期2013年3月期の会社四季報などの業績予想の推移を表しています。4月末に公表されたVTホールディングスのアナリストレポートを見て、あまりの強気な今期予想に驚きましたが、5月11日に発表された決算短信ではほぼ同程度の今期計画が示されていて、さらに驚きました。
そんな大幅増収増益・増配決算にも関わらず、翌営業日の株価は15%以上も急落するという反応で、VTホールディングスの株主は決算に一体何を期待していたのか理解に苦しむ状況でした。
VTホールディングス株価推移
その後も600円を挟んだ値動きが続いており、株価の反応だけを見ると今期計画に対して株主や投資家が懐疑的に捉えているとしか思えない状況が続きました。
確かに今期の計画は2件の自動車ディーラーの子会社化があるとはいえ、例年になく強気な計画と感じる部分はあります。私も4月末に発表されたアナリストレポートを読むまでは、ここまで高い計画を掲げてくるとは思っていませんでした。
それだけに多くの株主や投資家も、今期の計画の位置付けについて迷いがあったのだと思います。
2003年度以降のVTホールディングスが期首に発表した計画と実績を比較したのが下記のグラフです。
VTホールディングス業績推移
2007年くらいまでは当初の計画を下回る(期中に下方修正する)年もあったり、ほぼ計画並みの実績をあげていますが、2009年以降は明らかに傾向が変わっています。2008年はリーマンショックが発生し、業績の下方修正をする会社が相次いだのでVTホールディングスもその影響を受けましたが、2009年以降は先行きが不透明ということもあってか、期首には控えめな計画を出し期中に上方修正というパターンに変わりました。
その結果決算発表時には今期の弱気な計画を見て失望売りが出る、というパターンが続いていました。
2012年5月に入り小型株中心に決算が悪いと容赦なく叩き売られる流れとなり、好決算でも材料出尽くしとか四季報予想より低いなどと言いがかりを付けられ(笑)株価が下がる雰囲気の悪い相場環境になっていました。そんな中で今までの様な保守的な計画を発表したら株価は大変なことになる!という危機感を経営陣も感じていたと思いますし、それが上記の今期計画になったのかな?という感じもありました。
また以前の高い目標を掲げて業績を最大限に伸ばすという営業系の会社にありがちなイケイケパターンに戻ったのか!?が気になっていました。
高い目標を掲げること自体は良いことだと思います。
低い目標ではそこそこの結果しか期待できません。ただ対外的に発表する計画となると少し話は違ってきます。会社側が発表した業績予想は、株主や投資家からすると目標の水準が高い低いに関係なく必達目標という位置付けになってしまいます。会社が公式に発表しているんだから達成できるんだろうと期待しますし、そう捉えられてしまいます。なので下方修正が続いたりすると嘘つき呼ばわりされてしまうわけです。
以前のVTは期首に高い目標を掲げ目標達成に向けて頑張るぞーというタイプだったと思いますが、リーマンショックというVTにとっても未曾有の危機を経験したことで、大人になったのだと思います(笑)
つまり公式には達成可能性の高い計画を発表し、今までの高い目標は社内目標と位置付けるようになったのだと思います。
以前の計画も決して高くはなく、社内目標はもっと高かったんだ!という声も聞こえてきそうですが^_^;

なので、今期の計画も達成の可能性の高い数字を出している、突発的な環境変化がなければ上振れの可能性もあるという、例年通りの強気な発言を聞き安心しました。
実際4月に子会社化した日産サティオ埼玉は4月からすでに黒字転換しています。
国内の自動車ディーラーの経営については絶対的な自信を持っているようです。以前このブログで赤字会社の立て直しに1年くらいかかるだろうと書きましたが、どうやら1ヵ月の間違いだったようです(笑)私としては保守的に1年と想定しましたが、あまりに保守的すぎたようです。
通常1ヵ月あれば黒字化できるが、日産サティオ埼玉は2月から店長研修を行うなど事前に万全の準備をして子会社化したので、1ヵ月目から黒字になりました。
5月についてはさらに黒字が拡大しているそうです。5月6日付けの下記の記事にも書いた通り、ゴールデンウィーク中は周りの日産ディーラーは長期休業でしたが、VTホールディングス傘下に入った日産サティオ埼玉は、休みなしで営業していました。その結果ゴールデンウィーク中にかなり売れたそうです。
   日産サティオ埼玉M&Aの効果
上記記事では1Qから黒字になるのでは?と期待していましたが、なんと4月から黒字でした\(^o^)/
イギリスの三菱自動車ディーラーも6月頃から黒字化を見込んでいます。
今期計画ではこれら2社で売上200億円、経常利益5億円を見込んでいますが、日産サティオ埼玉が好調なことから売上・利益とも上振れ要因になるのではないか!?と急に強気になってしまいました(笑)
日産サティオ埼玉は三河日産と同規模と想定していましたが、マーケットの大きい首都圏ということもあって、VTホールディングスのノウハウを注ぎ込めば三河日産以上の業績が期待できそう、という嬉しい誤算があったようです。
倒産しそうな赤字ディーラーでも立て直せるという実績を積み重ねることで、あらたなM&Aの可能性も高まってくると思います。
決算説明会に参加し、VTホールディングスは安心して持ち続けられるな〜と再確認できました。
ここ数年のVTホールディングスの株価推移を見ると、急落時には買い!が正解だったわけですが、そうは言ってもなかなか急落時に買うのは難しくて、いつもただ下がるのを見ているだけでした。
VTホールディングスとは長い付き合いであり、急落時には最近話題沸騰の漢買い(笑)できるように精神面を鍛えていきたいですね。

先行き不透明な環境下で、さらに自動車ディーラーという斜陽産業でかつ利幅の薄い業種で、過去最高益を更新し続けているVTホールディングスですが、最近は注目する機関投資家も増えているようです。
高橋社長もIRで出張が続いているようです。こんなに説明に来てほしいという依頼が殺到するような状況は過去にはなかったそうです。
今後機関投資家の腰の入った買いが増えそうで楽しみですね!

   決算説明会続報


posted by Zai at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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